医療法人社団 貴歯会 むろき歯科医院
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Vol.81 よくかんで食べる! それが出来る哺乳類の口の構造。
2008/03/10

今日の話題は食べ物をよくかんで食べる事の出来る人間の体の構造をご紹介します。
高度に進化した人間は、他の両生類や爬虫類といった動物より捕獲した食物を効率よくエネルギーに換えています。そのひとつに咀嚼するということがあります。ただし、咀嚼が出来る理由は歯の問題だけではなかったのですね。
歯を持っていても爬虫類や両生類など、他の生物達は、構造上しっかり咀嚼する事が出来ないのです。
それは、口と鼻が口の中で直ぐにつながってしまっているからです。どういうことかというと、哺乳類は口に食べ物を含んで咀嚼する際、鼻で呼吸できます。よって長い時間かけて食べ物を噛み続ける事が出来るのです。よく噛む事によって消化を助け、効率よくエネルギー摂取できるわけです。
しかしその他の生物は、鼻はあってもその穴が上顎に直接開いていて口と鼻が隔離されていないため、食べ物を口に含んで、口を閉じていながら呼吸すると食べ物が鼻から出てしまい、呼吸できない!
このように、口の中と鼻が分けられていない構造から食べ物は基本的に咀嚼せず丸呑みします。これでは食べ物を効率よくエネルギーに換えて消化吸収することが出来ませんね。
高度に進化するために咀嚼を手に入れたわけですから、人間であるためにもよくかんで食事しましょうね!
よく出来ているカラダの紹介のひとつでした。


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Vol.82 新治療法、歯周病、抜かず治療
2008/03/15

今週木曜、日経新聞に大阪大学歯学部の教授が歯周病で痛んだ顎の骨を再生させる治療法を開発し患者で効果を確かめた、早ければ3年後をめどに実用化を目指すとの記事が載りました。
翌日早速、当院の患者さんがその記事を見たと言ってこられました。歯周病で困っている患者さんは多いのでこれが現実的に効果的な治療法だとしたら非常に画期的です

但し、歯科の治療においても歴史を紐解いてみると、
新しい治療の発表→
導入→
効果が十分でない、ばらつきが大きい、もしくは意外な副作用→
消滅

という流れを踏んでしまった治療も多く、この治療がどのようになるかは楽観せず悲観せずみていかなくてはなりません。

〜大阪大学歯学研究科の村上伸也教授らのチームは、歯周病で傷んだ顎の骨に、骨の成分を増やすたんぱく質(FGF-2)を投与して再生させる新たな治療法を開発し、患者で効果を確かめた。
同教授は、「重症化前にこの治療を受ければ歯を抜かずに済むようになる」としている。
科研製薬を通じ早ければ三年後をめどに実用化を目指す。
成果は阪大を中心に全国の施設が参加した臨床試験で確認、十三日から名古屋市で始まる日本再生医療学会で発表する。歯周病は口の中の細菌により、歯を支える顎の骨(歯槽骨)が破壊され、悪化すると歯が抜ける。三十五歳以上の約八割がかかっているという。
研究チームはFGF-2を製剤化、歯槽骨の欠けた部分に注入するなどの試験を実施、患者の細胞から歯槽骨が新たにできた。注入九ヵ月後には破壊部分の平均五割が再生、重い副作用も無かった。〜


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Vol.83 海外とのメール、治療の違い
2008/04/07

インターネット、電子メールがここまで発達してくると、当院の治療予約も海外からメールで入る事があります。
基本的には日本人の方からのメールで、日本に一時帰国している間に治療をしたいので、事前に相談と治療の予約という内容が多いです。
また当院で治療を受けていた方が海外に行かれるというケースはよくあります。
アメリカに行かれ、そこで治療を受けたエピソードをメールで送っていただいたこともあります。
それを聞いてやはり日本の健康保険制度の問題点を感じさせられたのは、日本では健康保険を使って治療するのが一般的なため保険の制度に沿って治療が行われる事が多く、最もいい医療を提供していないという事が改めて感じさせられた例があります。
日本では奥歯には金属の詰め物やかぶせ物をする事がまだまだ多くありますが、それは審美的なことも気にかけるアメリカ人の常識では考えにくいようで、何故日本では金属を詰めるんだ、何故セラミックにしないんだ! といわれたそうです。日本にもセラミックで治す技術がありながら、そしてその方が多くの患者さんが喜ぶと分かっていながら保険適用でないため施されたいというのは、確かに制度の歪でしょう。
またアメリカでは歯の虫歯を治したあと、その部分だけに詰め物をするのではなく、全体的にセラミックを被せる方が多いようで、そのほうが丈夫だと考えているようです。
もちろん日本でもドクターによっても考え方は違いますが、虫歯を削ったら歯の虫歯で無い部分は出来るだけ残して虫歯の部分だけを詰めることが日本では多いように思います。
審美歯科という分野はアメリカのハリウッドスター達が映画映りをよくするために始めたのがきっかけであったのですが、アメリカ人の歯と日本人の歯は少し違って、歯自体も大きくきれいにセラミックをかぶせるため少々多めに歯を削ってもしみたりしにくい丈夫なアメリカ人の歯と違い、日本人の小さめの歯は同じように治療するとしみて痛みが出やすい事情があり、やはり治療はその国の人に合わせて行われているのだなと感じる事もあります。 審美歯科はアメリカ人(欧米人?)には向いているように思いますが、日本人にはデメリットも多いように思います。
歯の健全なところを少しでも多く残して、必要最小限に(倹約?)して治療しようとするのと、悪くなったなら大きく削って大きくかぶせなおしてしまえ(スクラップアンドビルト?)の考え方に通じるものもあるようで、治療に国民性が出ることもあるように思います。


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