2007/09/03
日曜日に鶴見大学でインプラント治療の為の骨造成を学ぶ講習会に参加してまいりました。歯科ではインプラント治療というものを、それを必要としておられる患者さんにいかに適応を広げていけるかということはひとつの大きなテーマです。現在はインプラント治療を希望される方でも、適応外でお断りさせていただかなくてはいけないことがあるのです。
まず簡単にインプラントの説明をさせていただくと、歯が抜けてしまった際に顎の骨の中にチタン製のものを歯の根っこ代わりに埋め込んで、それに歯を装着し噛めるように治療する方法です。従来のどの方法よりもしっかり噛めて違和感も無くてよい方法ですが、残念ながら歯周病が重症化したりして顎の骨が必要量よりやせてしまっているとその治療ができません。
そこで諦めずに骨を増やしてインプラント治療を行えるようにしようとするわけですが、様々な方法が試されています。今回学んだ方法も初めて行われたのは10年以上前にさかのぼりますが、やはり初めは希望通りに骨が増えない、増やしたはずの骨が解けてなくなってしまうという問題があり、スグには当院でも導入しませんでした。しかし試行錯誤を繰り返し問題点がクリアーになり、それを避けるための技術が導入され一定の成果が上がるようになりました。今後はスタンダードとして定着するであろう術式になったといえるでしょう。新しい技術は必ずしも次の世代に残っていくものではありません。どちらかといえば消えていくものの方が多いでしょう。今回その新しいそのテクニックを本物の豚の顎を使って訓練する講習会で、非常に有意義なものでした。皆様にこういった新しい技術はさまざまな試行錯誤を経て、一定の評価が下されてから導入されていくのです。当院でもさっそく今月より導入していきます。