2007/08/06
歯科医院も日々質の良いサービスを心がけなくてはなりません。
では、質の良いサービスとはどんなものでしょう? 日常において時々過剰な、いうならば量のサービスだと思うことに出くわす事はありませんか? どういったサービスを目指すべきなのか、考えさせられる事例を挙げてみたいと思います。
あるドイツ人の方が日本に来て、駅で感じたのは電車の運行状況を知らせるアナウンスが少々うるさい事。ドイツでは日本ほど電車は正確に運行されていませんが、運行状況を知りたければそれは自分で掲示を見たり駅員に確かめるもの。そして少しの遅れに文句は言わないものだそうです。
ましてや、“電車が参りますので、白線までお下がりください”
は言われずに自分でギリギリに立たないように注意するのもそうだそうです。自己責任の色合いがつよいとのことです。
また、その方がスーパーでお寿司を買って駐車場へ向かう際、カートからそのお寿司を落としてしまった時の事。形は崩れたものの、ふたはとれず、直接地面には落ちていないので食べることは出来ます。それをたまたま見ていた店員さんは食品売り場から新しいものを持ってきて交換すると言ってくれました。 落としたのは自分のミスだし食べられなくないので交換は不要といったのですが、その店員さんはおいしく食べていただきたいのでと強く交換を勧めてくださったので結局交換していただいたそうです。
しかし日頃商売をしている身として見習うべきなのか、過剰サービスなのか考えさせられたとの事。
店員さんの行為はとても親切にうつりますね。しかしもし店員さんが声をかける以前に落としたお客が店員に交換を詰め寄った場合、同じ交換の行為がまったく正反対の印象に変わるかもしれません。自分のミスを人のせいにし人に償ってもらう、それを求める気持ちを満たすだけのサービスにならないようでありたいですね。サービスを提供するものと受けるもののあうんの呼吸で成り立つサービスですね。
サービスには終わりが無い。サービスを突き詰めていくと、それを受ける側の方にもそれを感謝する気持ちが芽生えてもらえれば、これに勝るものはありません。
最高のサービスをモットーにするホテルグループ、リッツカールトンの社風にこうあるそうです。
We are ladies and gentleman, serving for ladies and gentleman.
(われわれは、紳士、淑女に奉仕する紳士淑女である。)
お客と召使という立場で終わってしまっては悲しすぎます。それを目指しているわけではないのでしょう。一方通行でない、お互いがハッピーでいられるサービスが届けられることが、質のよいサービスを提供でいている状態ではないでしょうか。
そのためにはやはり第一に我々がお客様に感謝されるようなサービスを継続して提供できて初めて生まれてくるものでしょう。
一方通行でないサービス、信頼関係を患者様と構築していけたらなと思うところです。