医療法人社団 貴歯会 むろき歯科医院
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Vol.16 続・歯牙脱臼
2006/05/29

前々回Vol.14でレポートした歯牙脱臼をおこした男の子、再植した後の経過のレポートです。
プラークコントロールは非常に悪く、固定した歯や接着剤の周りには非常に多くのプラーク(歯垢)がついていましたが、痛みや歯茎の腫れはないようです。
とりあえず再植後一月経つので、プラークを取り除き、根の癒着を避ける為に固定を除去します。歯は逆に動揺が殆どなく、今後癒着しないかやや懸念されるところです。
歯の変色等はまだ認められませんでしたが、歯の神経の感覚が戻っているかどうかの検査においては、反応が無く、その段階では神経の回復は認められませんでした。
  とりあえず歯が元の位置に戻った事はうまく行ったようですが、神経の回復や根吸収が起きないかなどは、まだ経過を追わなくてはならないようです。

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Vol.17 “人のやらないことをやれ!”岡野工業株式会社 代表社員 岡野雅行
2006/05/30



今日は最近読んだ本のお話です。
以前テレビ番組で、日本の小さな町工場で世界最高峰の技術を持って仕事をしている方として代表社員(本人、こう肩書きを呼んでもらうのがしっくりくるとあります)の岡野氏を紹介するものを見たことがありました。全社員合わせて6人の小さな会社でありながら、世界で唯この会社にしかできない加工技術をいくつも持ち合わせ、世界中、例えばNASAからも仕事の依頼が来るという内容で非常に興味深かったのを覚えていました。
先日書店で偶然その方の書いた本が出ていたので早速読んでみることにしました。

技術的なお話より、大変感銘を受ける心意気の内容でした。
人との付き合い方、人から受けた恩を一生忘れない事、自分がしてもらった事は他人には倍にして返す、子供の頃の遊びが全てである、一人前になるまで辛抱が必要だ、いい仕事をすれば次にまたいい仕事がくる等など、生き様が大変ためになることばかり、昔はこういうことを教えてくれる年上の方々が周りにいたが、今はいなくなってしまった、そういうことが書かれていました。

一生技術を学び続けていかなくてはならないこと、そして技術だけでなく周りの人々と上手に付き合っていかなくてはならない事など、分かっていても日々の中では中々忘れがちなことがまた今日教えられ心改まる思いでした。よかったら書店に行って読んでみてくださいね。

・岡野雅行 人のやらないことをやれ!  株式会社 ぱる出版

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Vol.18 人体の神秘、歯石のつく意義
2006/06/05

今回述べてみようと思うのは、歯周病を惹き起こすような害のある歯石の沈着という現象が何故起こるのかという事です。

まず既知の人体におきているその他の現象の例として、日焼けして皮膚が黒くなるのはそれ以上太陽光線が皮膚の下に透過しないようメラニン色素を沈着させ、太陽光を遮り皮下組織を守ろうとする現象であったり、近頃流行の花粉症はそもそもは外敵である細菌や異物が体内に侵入するのを防ごうとする免疫反応が、人間の昨今の清潔志向により攻撃する対象や機会を失い、従来は特別外敵扱いしていなかった花粉のような物を過敏に攻撃してしまう副作用であったりするわけで、いずれもその現象には意義があります。

人体の仕組みを学んでいくと、いかに人間の体が巧妙かつ精巧に出来上がっているかが分かってまいります。この奇蹟ともいえる体の仕組みは、人間が生物として進化して来た歴史において必要に迫られた要求に対応し、また逆に不必要なものを捨て去り進化し続けて来た所産であるがゆえ、意義のない現象が、つまり人体に害しか及ぼさず、利益を生まない現象が存続しているはずがなく、歯石は歯周病を惹き起こす事が分かっていますが、それは何か他の事では人体の何かに役に立つ現象であるはずです。
歯石を取るという治療行為を毎日行う中で、その意義を思い巡らしているうちに思い当たる事が浮かんできました。それは、

“唾液に含まれるカルシウムによるエナメル質への栄養補給、再石灰化の副作用”ではないか?
というものです。
〜続く〜

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Vol.19 続・人体の神秘、歯石のつく意義
2006/06/09

体の細胞は代謝しています。
つまり、古くなった細胞の下から新たな細胞が生まれ、入れ替わり、作り変えられています。それにより人間の一生涯、数十年に及ぶ悠久の営みを支え機能させているのです。
しかし、歯に関して、永久歯が生え替わらない事を皆さんご存知のように、永久歯は6歳から13歳くらいにかけて生え揃った後、平均寿命で考えるのならおよそ70年程度生え替わらず機能し続けなくてはなりません。しかも咀嚼するという過酷な使命の元で更に熱い物、冷たい物の温度変化にもさらされているのです。
体の他の細胞組織のように体内からの血液循環による栄養補給の代わりに、歯の外装であるエナメル質はせめてもの代謝、栄養補給として、唾液からのカルシウム等の補給を受けているのではないでしょうか。それが最近言われている歯の再石灰化のメカニズムであり、微細な初期虫歯を治してしまう現象、ちょっとしたエナメルのひび割れも軽微であれば時間とともに自然修復させる有益な現象であり、この再石灰化こそが本来の使命であるが、その副作用としてその他細菌等が一緒に固まってしまい、歯石となり沈着し、歯周病を惹き起こしてしまっているのではないかと、思えてきたのです。
人間の寿命は一昔前まで40年くらいでした。 実際歯石がついていても20歳代〜30歳代位の年齢までは体の抵抗力等でその症状は顕著化せずにすみます。故に40歳代位で生涯を終えれば、歯周病は人間にとって無視できる問題であったのが、急激な寿命の伸びを向かえ問題として顕れてしまったのでしょう。
このように考えると歯石が沈着するという現象が、人間の進化の過程で淘汰されるどころか、重要な現象として存続している意義が説明出来るように思います。
人間の体の神秘をまた一つ垣間見たといったところでしょうか。残念ながら歯石沈着は副作用であり、歯石取りは、やはり必要であると考えられるのです。

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Vol.20 鍼灸接骨院との連携?
2006/06/26

今月知り合いの先生が近くで鍼灸接骨院を開院しました。
うちの診療所から徒歩3分くらいのところです。今まで隣の駅、鷺沼の医院で勤務されていた先生です。やさしい真面目な方なので、応援しています。
応援と称して、私も診てもらっています。
職業柄無理な体勢を長く取ることがあり、背中や首がこる事が多いので、近くでスグに診てもらえると助かります。気軽に行きやすい先生だとつい足を運んでしまいますね!

歯並びが悪い為に背骨が曲がり、全身に不調が及ぶ事があることが知られていますし、背骨が曲がり、ひいてはは並びもずれていく事があることも耳にします。しかしなかなかそういったことを科を超えて連携して治療にあたっている例は少ないように思います。
今後そういった連携で患者さんの健康増進を協力して出来ないか相談してみようと思っています。

よつば鍼灸接骨院 青葉区美しが丘4-1-3 TEL 045-9018791
水曜休診、日曜祝日も診療。

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